ある日、彼の親友から メールがきました。
その内容は
「私は 彼の親友として あなたの事を 誇りに思う。もし あなたが 変なそこら辺の女だったら、今回の病気の事を 聞いて、すぐに逃げ出していたに違いないから。本当に 心から ありがとう と、お礼を言います。」
と書いてありました。
私は 今まで 自分の事しか 考えていませんでしたが、私が もし 彼の親友の立場だったら どうだったであろうか・・・?
私は 昔の事を思い出しました。
もちろん、私とは ちょっと 話が違いますが。
私の一人の親友は 誰よりも 結婚が 早かったのです。
そして、彼女は 結婚するにあたって、軽い気持ちで ブライダルチェックをしたそうです。
すると・・・・。
結果は 子宮癌という結果が出てしまいました。
彼女の婚約者は 自営業の後とり息子。
よって、絶対に 男の子供が出来る事を 望まれていました。
また、彼女も 結婚したのは 23才位のことでしたので 当然、結婚したら「子供」という頭が あったと思います。
「このままにしてたら、あなたが 死んでしまうんだよ!?」
医者に諭され、彼女は 子宮を全摘出するという手術を 受ける事になりました。
そして、彼女は
「彼に 婚約破棄されるかも・・・。」
と、泣きながら 私に話しました。私は その時に
「なんで!?なんで、子供が 産めないという理由だけで 結婚を破棄しなければならないの?そんな事を言う婚約者なワケ ないでしょっ!!」
と、言ったのを 覚えています。
そして、その時 もし 婚約者が 拒否したら 本気で 話をつけに行く気でした。
なにせ、若かったもんで。
その後、彼女の婚約者は それでも もちろん、結婚をしよう!と、言ってくれ 私は その時に
「当然でしょっ!当然の選択です。」
と、言ったのを 覚えています。
親友の身になってしか 考えられなかったので 私は 100%正しいと信じていました。
その後、彼女は 手術の日まで 決まっていたのですが セカンドオピニオンの先生の意見を信じて
全摘出をしないで 治療を続け、今は 2人の 子供に恵まれています。
本当に よかったです。
大人になった今、考えてみると・・・・・
もし、あのまま 彼女が 本当に子供が産めない体になっていたら・・・。
それでも 結婚しようとしていた彼は 不幸の道を 選んでいる事になるのであろうか?
もし、彼女との結婚を中止した場合、それは 彼にとって 正しい選択であったのであろうか・・?
ある意味、正しかったかもしれないし、正しくなかったのかもしれない。
私は 今も そういう部分が あるのですが、物事を 割と 白黒ハッキリさせたいタイプだし、自分の中で 「正しい」と、思う部分を 絶対に譲れない人でもありました。
でも、今 思います。
物事に 「正しい」ことも「間違っている」事も 実はないのかもしれない。
「正解」は 人それぞれによって 違ってくる。
いえ、「正解」なんて 実は ないのかもしれない。
そして、人生は 常に 選択しなければならない岐路がある。
どっちを選んでも、後悔するのかもしれない。
でも、後ろばかり振り返ってても なにも 意味がない。
だから、自分の選んだ道を 精一杯 走っていきたい。
引き返す事が できる道なら 戻ってもいい。
行き詰ったら、新たな 道を自分で作って 進むのも いい。
引き返そうと、近道しようとして 返って、道に迷ってしまうかもしれない。
その道に 魔物がいて 食べられてしまうかもしれない。
私は あえて その魔物がいる道を 行こうとしているのかもしれない。
でも 1パーセントでも 行ける可能性があるならば、やってみたい。
もしかしたら 食いちぎられて、ぼろぼろになって、人は
「それ!見た事か!!」
と、言うかもしれない。
でも、そしたら 回復するまで 友達がいて、家族がいて、そんな時に 助けてくれる人がいる。
傷が癒えたら、また 新たに 道を探して進んでいくだけ。
でも、だって、それは どんな道なのか 誰にも 分からないことだから。
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